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原発問題(6) [一般向け]

 本気で節電対策を言うなら、まだまだ取り組みは甘い。東京の町を歩いてみてそう思う。まず電車や駅の照明。20メーター車に平均24本の蛍光灯がついているとして、現在その2/3くらいに落としているが、私は半分で良いと思う。ヨーロッパの町、チューリヒでもローマでもワルシャワでもいいのだが、地下駅の暗さ、一般車両の暗さは日本の半分以下くらいで、日本からの旅行者はあまりの暗さに最初は面食らうがそのうち慣れてしまう。

 昼間の東京の電車の空調は今の季節ではよほど車内が混んでいない限り、窓を開けて走ればよろしい。風で髪型が崩れてしまう? ぜいたくいうな! 空調がひつようになっても温度をもっとあげていい。エスカレーターは人間が必要とするときだけ自動的に運転するのはまだまだ徹底されていない。コンビニなどまだまだ明るすぎる。

 ドイツ人と室内楽の練習を一緒にしていると、昼間はもちろん、夕方になってもいよいよ楽譜が全く見えなくなるまでは照明はつけない。私も最初は閉口したがそれにもすぐ慣れた。コンサート会場も日本の会場のように昼間と見まがうばかりの照明は彼らは嫌うようである。実際、演奏者もステージが明るすぎるとかえって神経質になり、落ち着かない。ステージはすこし暗めの方が演奏者は精神的に落ち着いていい演奏ができることは私もよく経験した。

 要するに日本はエネルギーの無駄が多すぎる、と感じる。もちろん産業など必要なところは使うべきだが、エネルギー意識改革はまだまだ。夜はくらいものなのだ、という当たり前のことに慣れれば、原発などなくともやれるのではないか。
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