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別荘の利用のされ方 [プライベート]

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           (初秋の立岩湖)

 1980年代、バブルの頃、東京の自宅のローンを払い終わったのを待っていたかのように、「お金はいくらでもお貸ししますからぜひ別荘を」と銀行にそそのかされて建てたのがいまの南相木の山荘で、「金を貸してくれるのはいいが、借りたものは返さなくてはならないからなぁ」などと軽口をたたいているうちにのせられてしまった。今日も息子が友人何人かと週末を過ごしているはず。

 これほど利用率の高い別荘もそうそうなかろうと思う。たくさんの人に愛され、利用されているのでオーナーとしては嬉しく思っている。これほど利用されることがあらかじめ予測出来ていればもっと脱衣所を広くするとか、普通に泊まれるようにベッドルームをちゃんと整備するとか考えたのだが、当初まさかそうなるとは思っていなかった。まあ今のままでもいい、という人たちだけが来てくれればいいのだ。寝る場所が足りなくなったからもう一つミニ小屋を作りつつある、というわけである。

 一般的に、別荘というものは建てた当初はよく利用してもそのうちだんだん行くのがおっくうになり、奥さんも「まるで掃除するためだけに行くみたい」となって足が遠のく傾向があるらしい。この南相木村にはもともと別荘地などというものはなく、南相木村という土地が気に入って、空き家になった農家などを買い取って改造したりして、絵描きさんや音楽家や、はたまた得体の知れぬ仕事をしている人なども多く、ほとんど定住しているような人さえいる。
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(立岩湖湖畔の水車。私の山荘を建ててくれた大工さんの手になるもの)

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