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ピアノの練習室 [Literature]

 1988年に出版したものだが、何回か版を重ね、廃版になってからも在庫の注文が絶えないので、再版をしたいが、という問い合わせが春秋社から届いたのは昨年暮れのことである。
改めて見直してみると、かなり不備な点も目立つし、あれから24年もたつのだから時代にそぐわない表現も散見される。いまだに読み継がれているのは大変光栄に思うのだが、このまま再版されても自分の不本意なところを残したまま世を去ることになる。ピアノの音は消えてくれるけれど、本は消えてはくれないのだ。

 そこで、(1)足りない項目を新たに書き起こし、すでにある部分も全面的に見直して再版する、(2)全く別な観点から新たにピアノの本をもう一冊書き下ろす、の二つを提案して検討した結果、とりあえず(1)でいきましょう、ということになった。(2)については私は文筆の才能はないし、やり始めても生きてるうちにはたして完成するかどうかはなはだ心もとない、ということで編集長との相談の結果そういうことになった。

 いつでもいい、となると私は絶対やらないだろうから、すくなくとも今年一杯には、と期限までしっかりつけられた。がんばってやります。
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