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札幌日記 [札幌大谷大学]

 零下12度もめずらしくなかった、寒い札幌もようやく春めいてきた。東京のように桜とともに卒業式、というわけにはいかないが、雪もかなり溶けたし、もう大雪が降ることもなかろう。例によって仏教式の卒業式や女子学生の袴姿にも違和感を憶えなくなってしまったし、こういう機会に坊さんの法話を聴くのもまた悪くはない。坊さんは音楽家とは物事をまた違った視点で話されるから、なるほど、と感じ入ることも少なくない。もっとも坊さんは人に法話を説くのが仕事だから慣れている、といえばその通りなのだが。

 夜の謝恩会もまた例年のごとくビンゴ大会で盛り上がる。一昨年だったかであったピンクの折りたたみ傘が景品にあたり、「先生、いくら何でもピンクじゃダメでしょうから、色を取り替えましょうか」といわれたが、「いや、このままでいい」。かくて、私のバッグにいつもこのピンクの傘をしのばせていて、ときおりの急な雨には重宝している。でもこれは中国製らしく、そろそろこわれかけてきた。

 卒業式は無事終わったが、私は翌日は、札幌音楽協議会のコンサートとそのあとの打ち上げでスピーチを頼まれているし、その翌日はショパン協会の公開レッスンとかで、「せっかく札幌に来ているのならぜひ」と依頼される仕事が増えてきたような気がする。どうしてこうスケジュールがうまく重複しないで組まれるか、というと、どれも多かれ少なかれ、大学の先生が関わっている行事なため、私の大学スケジュールは先刻すべてご存知だから、それらを考えた上で事が運んでいるようにみえる。
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