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原発停止 [一般向け]

べつに威張るわけではないが、私が一年前に記したブログで、脱原発などと言わなくても、当然再稼働には反対が予想される、ましてや新しく原発を作るのはどこも受け入れるはずはないから、イヤでも脱原発にはならざるを得ない、と言った筋書き通りになってきた。原発にも政治にも全くの素人の私が見てもそうなのだが、原発をやめるのが嫌な人たちは、自分たちの力でどうにかなる、と甘く見ていた節はある。

でも、自分たちの意思で原発をやめる、といち早く決定したイタリアやドイツのような国と、成り行きまかせでそうなってしまった日本とはエネルギー哲学に雲泥の差がある、とは日本の国を動かしている人たちは思わないのだろうか。しかしいい機会である。節電を徹底し、自然エネルギーが軌道に乗るまでは、臥薪嘗胆、大変な覚悟がいるだろうが、これは私も含め、原発問題を根底から考えざるを得ないチャンスでもある。

原発なしで本当に不可能かどうか、この一夏が正念場となろう。試して見るいいチャンスである。新しく原発を作るのがほぼ不可能なのが明らかになった今こそ、長期計画で自然エネルギーと向き合わざるを得ないのだが、やれ、効率が悪いとか、コストが合わないとかで、いまだにみんな真剣になっているという風には見えない。長期計画で、何年後にはこうなります。だからとりあえずは一番安全そうな原発から稼働するのは仕方がないけれど、これこれこういう計画でやります、と政府がはっきり表明しないから、橋下さんみたいな極端なことをいう人の議論に右往左往することになる。

私はここ何回か関西を往復したが、駅も、電車も、公共施設も、コンビニも、見たところ、節電をしている、というふうにはまったく見えない。いつも通りである。原発がエネルギーの半分を占めていたはずの関西だが、なぜこう危機感が見えないのだろうか。やはり原発などなくても日常生活はちゃんと回っているじゃないか、と東京からきた人間にはそう見える。いまだに関西でもオール電化住宅を売り込んでいる、というに至っては、いったい何を考えているのだ、といいたい。
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abe

kobaさんこんにちは。

全くの同感です。
昨年末に幾度か関西に行く機会がありましたが、暗い東京と比べてものすごく明るい、煌々と明かりが灯ってました。
私としては久々に元気を貰って帰ってきました。関西は元気がいい、という印象はありましたね。
by abe (2012-05-06 16:33) 

klaviermusik-koba

Abeさんこんばんは

関西は元気がいいですね。何とかこの夏は原発なしで乗り切って、原発なしでもやれるじゃないか、と全国に発信して欲しいものです。
by klaviermusik-koba (2012-05-06 21:33) 

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