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2周おくれの103型 [メルクリン]

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(右側が新型)
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 一昨年のカタログのIC「van Beethoven」用の103である。だいぶん考えたけれどやはり欲しくなったのだ。アナログ時代の103をデジタル化したものにさすがに年数がたち、見劣りしてきて少し嫌気がさしていたところだった。下回り部分、旧型は樹脂製のボディが年月が経ったせいか、もともとそうだったのかはわからないけれど、下回りときちんとサイズが合っていない。さすがに新しい製品はそのあたり、完璧である。やはり買って良かった。

塗装はクリームの部分も下まわりの赤の部分もだいぶんニュアンスがちがう。とくに赤の色合いが新型の方が深みがあって落ち着きがある。現在Orientrot塗装を含めるとこれで3両になるが、同じ時代の機関車で、どれもZパンタだけれど、パンタやシューの形状、塗色、それぞれにみなちがう。新しいものは特にシューが長いのである。これはもしかすると、その間にメルクリンの架線のシステムが変わり、架線に追随出来なくなったため、苦肉の策で少し長めに変更したのだろうか。同じ型でも作られた時期に塗色はだいぶん違うと見えて、これはボディが裾周りを含めると三色に塗られているけれど、この塗色が一番引き締まって見える。

白状すると、これまででも、どの機関車も架線から外れてひっかかることがあって困ったので、シューの両端を少し曲げをのばして、辛うじて架線から外れないようにして使っていた。架線の保守にも特にトンネルのなかなど限度があるのだ。しかし、今度の機関車はそういう心配は全く無用なのである。最近のユーロ安のせいか、以前買ったOrientrotにくらべると、装備も良くなったにもかかわらず、1万円以上も安いのは有り難い。
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Akira

おはようございます、kobaさん。

3台目の103.1形導入おめでとうございます。仰る通り新しいモデルは、しっかり進化していますね。一方でモデルの印象は70年代初期からほとんど変わっていないというのも素晴らしいことです。少しづつ改良を重ねて行くメルクリンらしいモデルといったところでしょうか。

さて、パンタグラフの集電シューもより良くなっていることは、架線集電には慣れていない私にとって初めて知ったことです。で、もしレイアウトで古いタイプの103.1形を新しいモデルと同様に快適に走らせたい場合は、新しいモデルのパンタグラフを部品購入して付け替えるという手だてがあります。新しいパンタグラフは、赤色塗装されていますから見た目も実車に忠実ですし、機能的にも見た目にも良くなる改造になると思います。
by Akira (2012-06-05 11:10) 

klaviermusik-koba

Akiraさん こんにちは

逆に古い103も大丈夫なのです。ちょうど2000年前後の製品からでしょうか。シューを実物の長さに近づけたのだと思いますが、ほんの一ミリかそこらの差だと思うのですが、架線から外れて引っかかる事故が増えて、対策に苦慮していたところです。それが新しい架線システムになって実感的になった分、うまく追随しなくなってきたのだと思います。でも、架線に引っかかってパンタがバラバラになっても、部品を丁寧にかき集め、組み合わせると現状に復するところがすごいです。

しかし、事故が度重なり、なんどもやっていると、銅線や部品はひん曲がり、かなりみっともないことになります。
by klaviermusik-koba (2012-06-05 12:38) 

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