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東京から来てみると [札幌日記]

札幌は8年ぶりだかの大雪で、先週大騒ぎした、東京の雪などとはどだい比較にならない。年間平均40メートルの積雪があるのだそうだが、この冬はもうすでに30メートル降ってしまったという。市の除雪予算はとっくに底をついてしまった状態にある。主要道路の横は雪の壁のようで私もこんな大雪は見たことがない。3車線の道路は1〜2車線しか通れないし、横道に入ったらもう車は出られない。アリ地獄である。市内の移動もタクシーだと倍くらいの時間と費用を見込んでおく必要がある。

もうお手上げ、とはみんないいながらも、札幌ではあまり新聞ダネにもなっていない。新千歳空港もちゃんと稼働している。車の運転もたいへんだが、タクシー業界は客は増えるからいいようなものの、なかなか走れないし,痛し痒しのようである。円安でこのところ、東京でみる限り経済的にはいいことづくめのようだが、灯油は毎週のように4円くらいづつ値上がりしているから、灯油の欠かせない道民の生活はたいへんで、しかも交通不便な稚内とか地方の方が値上げ幅が大きい。たまったものではないのである。こういうことは東京では話題になることはないから、あまり注目されないし、このような豪雪地帯ははじめから経済的に大きなハンディを負っている。

ヨーロッパでもこれほどの大雪はあまり見たことがない。日本の雪のカサが多いのは湿気の多いベタ雪だからで、その分除雪も大変だし、もうあきらめてしまっている人もいる。除雪で腰痛や筋肉を痛めないために、除雪の前にやっておくべき体操,というのがさかんに推奨されている。笑い事ではないのである。日本の有名な豪雪地帯といえば上越地方だが,飯山あたりの住宅はだいたいは冬は二階から出入りするくらいの雪が積もるので,住宅はだいたいそのような作りになっている。したがって冬は一階は実質、地下室のようになる。札幌はさすがにそこまではいっていないようである。




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