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みのもんた [一般向け]

世間のことに疎いわたしもこれだけあらゆる週刊誌に書かれている「みのもんた」事件、目にとまらない訳はない。素朴な疑問として、みの自身が何か悪いことをしでかしたのか、ということである。もし、彼が何億稼ごうが、正当な仕事の報酬として稼いだのであれば、稼いだ金を何に使おうが誰もかれに何も言う権利はない。豪邸を持とうが、高級外車を乗り回そうがそれは彼の才覚と努力でそうなったからだ。

問題は彼の息子である。私もよくはわからないが、もしもう40何歳になって妻子もある、ということであれば、独立した人格であり、責任を取るべきは息子本人一人のはずである。親はもうこの年になれば関係がない。私は彼が出演する番組を見ている訳ではないが、40以上にもなった息子の不祥事で、なぜ親が責任を取って番組まで降りなければならないのか。理屈として通らないではないか。この種の醜聞になると、世間は息子がこの年になっても親の育てかたにまで責任が及ぶ、といわんばかりである。これは日本でしか見られない不思議な現象で、親と子はこの年になれば別人格だ、ということを、誰も理解しない。いや、わかっていても、醜聞の種に喜ぶマスコミが止められない、もしくはただ、雑誌が売れるから、というだけの理由ならばもはやなにをかいわんやである。

親の保護下にあるうちならともかく、40歳以上にもなった息子、もしくは娘の行状にまで責任を取らされる、というのが正しいあり方だとするなら、人は怖くて子供など持てない。誰でもいつ自分がそういう立場に立たされるかわからない。有名人でもない私にとってもこれは人ごとではない。子供が独立したあとはすべては子供自身の責任になる、という単純なことが日本ではどうして通じないのであろうか。


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