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諸井誠さんお別れの会 [音楽全般]

9月2日に逝去されたということを伺っていたが、身内のみのご葬儀ということで、一昨日、サントリーホールのローズルームで一柳慧氏が発起人代表となってお別れの会があり、私も参列した。

自分はこの人に出会ったおかげで今日の自分がある、ということは誰にもあることだが、その意味では諸井氏との出会い、短からぬお付き合い、彼の主要なピアノ作品を初演させていただいたことはその後の私の音楽活動に大きな影響を受けた。また、ほとんどもう知られていないことだが、ヤマハのグレードシステムを一緒に立ち上げた一員として得た経験は、これまたただピアノをひいていただけでは得られない社会的に広く物事を見るという意味での自分の貴重な財産となった。

作曲家として前衛音楽の旗手として多くの功績と作品を残された。お別れの会は平日のお昼、ということもあったかもしれないが、意外と参列者が少なかったのはどうしたことだろう。諸井氏のお世話のおかげでできた仕事というのは、当然私が関係していないところでも数多くあったはずだが。。。。

アルバン・ベルグ協会とか、ベートーヴェンクライス、とかあまり衆人の目にはつかないけれど、これほど多くの功績を残された人だけに、一抹の寂しさはぬぐえなかった。
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K.

私も弔電を送らせていただき、後日この会のご案内をいただいたのですが、海外のため伺えず残念でした。
人とのつながりを持つ、ということの大切さ、どれだけ”人のつながり”が財産なのか、というのは身を以て感じています。
by K. (2013-12-14 19:19) 

klaviermusik-koba

諸井誠さん、松村貞三さん、矢代秋雄さん、原博さん、三善晃さんその他、どれほど多くの作曲家との交流から大きな音楽的財産をいただいたことでしょうか。人間、人のつながりで得たものこそ最大の財産だと思っています。でもこの方々はもういない。寂しさは言いようもありません。
by klaviermusik-koba (2013-12-14 21:27) 

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