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現代音楽作曲コンクール [洗足学園音楽大學]

私はこれまで知らなかったが今回は洗足学園第3回目の作曲コンクールだそうである。今回はオーケストラ作品部門、鍵盤楽器(ピアノ、チェンバロ、オルガン 、チェレスタ)部門で、いずれも演奏時間15分以内の未発表の新作。これもまた大学の主催するコンクールとしては破格だと思う。なにしろ、賞金最高100万円というからすごい。作曲は演奏と違い、何でもアリの世界だからやりようによってはあなたももしかしたら100万円ゲットできるかもしれない。(ジョン・ケージのように、全く音を出さず、ただピアノの前に何分何十秒か座っているだけ、というのも「作品」なのだから)

だいたいチェレスタの独奏作品なんてあるのかしら?独奏楽器ではないと思われているから、面白い作品ができれば、という発想だとしたらなお面白い。オーケストラでは、オーボエがイングリッシュホルン持ち替え可、とあるから鍵盤楽器部門でもピアノとチェレスタ持ち替え可、とでもしたら面白いのではないか。規定書にはないが、もし私が応募するとしたらそれもアリですか?と質問するかもしれない。審査委員長、どうします?

私も審査員を依頼されているが、ピアニストに作品の審査をさせるケースも珍しいであろう。ピアノ、チェンバロくらいまではまあいいとしても、チェレスタやオルガンの作品の良し悪しまで、音も聞かず、譜面だけでどこまでわかるか、となると私も少し心もとない。予選は審査員のところにpdfで楽譜が送られてくるみたいだが、パソコンやらない人はどうするのだろうか? 毎コンなどの作曲部門も予選は楽譜審査だから最近はここもpdfなのかしら?ピアノコンクールとはまったく勝手が違うから、これも私にとっては面白い初体験になりそう。私にとって作品審査は全く初体験というわけではないがまあそれに近い。脳外科の医者が産婦人科の患者を見るようなもの、というのは言い過ぎか。誰が審査するにせよ、作曲のコンクールの評価くらい人によって極端に差が出るのは演奏部門ではあり得ない。それは毎コンの本選で新聞上に公表される点数表を見てもわかる。本選は実際の演奏を聞いて審査されるが、これも演奏の質によって左右されるケースも多かろう。長生きするのもこういうことも時折あるからあながち悪いことばかりではない。
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