南相木日記 [レーマン(LGB)]
まさか、と思っていたラックレール区間が仮営業とはいえ、とりあえず運転できるようになっていたのにはびっくりした。基礎の石積みが大仕事だから、まだまだ先のことだろうと思っていたからである。今日、四日市からYRFCの仲間が私を含めて6人集まることになっていたので、急遽間に合わせたらしいのである。
一家総出の突貫工事であったらしい。去年くらいからできていたアルミ製のトラス橋と旧ラック路線で使っていたコンクリートの橋など利用して石積み区間を少しでも短くしたようだ。超低速で4シリンダーラック用蒸気機関車の複雑なメカニズムの動きを見るのは楽しい。日本の蒸気機関車しか知らない人からみると、よくまあこんな複雑な機構を考えるもの、と呆れるであろうし、それを模型化するのもまた然り、である。ラック区間を外れると自動的に低圧の二つのシリンダーは動きを止める。
こうやってビデオに収める人、本線を走る列車を眺める人、音楽談義をする人、思い思いに楽しんでもらい、夕食は近くの立岩荘で一緒に食事をとる。一泊2日の慌ただしい南相木ではあったがしばらくぶりで大いに楽しいひと時を過ごした。
それともう一つ、模型鉄道の付き合い、で西洋音楽に関わりのない人たちだったはずだが、全員何かの形で音楽にいつの間にか興味を持ち、専門家はだしの知識を持つようになったので、音楽についても話が交わせるようになったのは、交友の内容をさらに深めることになったことで嬉しい。今日はバッハに話題が集中、マタイ受難曲、フーガの技法、ゴルトベルグ変奏曲などについて、アマチュアながら、知識は広く、話の内容がゴルトベルグ変奏曲の作曲技法にまで立ち入ることになったのは、みんな年を無駄にとってこなかったなあ、と感無量の思いでもあった。
2014-07-23 08:39
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コメント(2)
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とっても、とっても素敵な写真です!!!
バッハのお話も含めて、良いですね~☆
by ake_i (2014-07-24 11:03)
ありがとうございます。もうまるで子供みたいです。 がこの年で子供になれる瞬間はこの上ない幸せです。
by klaviermusik-koba (2014-07-24 12:08)