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Hotel Grunewald [旅行]

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まあいえば木賃宿である。朝食付きで二人で一週間で500ユーロ、ホテルというよりWirtshaus(旅籠屋、とでも訳すべきか、古い言葉だなあ)といった方が当たっている。はずれとはいえ、ベルリン市内である。森の中にあるが、駅には近い。アウトバーンの出口にも近いのでモーテル的でもある。それにもかかわらず、ダブルの部屋は広いし、静寂でもある。ドイツの宿泊所(民宿もふくめて)は概して清潔であり、必要なものは風呂以外は揃っている。滅多に利用しなかったがレストラン兼バーの料理の味も悪くない。

こういう気取らないところが私は好きなのだ。ネットで探したので、行ってみて気に入らなければ引っ越そうと思っていたが結局一週間居着いてしまった。気取らないところが好き、といっても日本のビジネスホテルは大概狭くて居場所もないくらいだが、ここでは部屋で二人でラジオ体操くらい楽にできる。Wi-Fiもつながるし、電灯が切れてもすぐ処置してくれる。(でもなぜかよく蛍光灯が切れた)宿泊したドイツ人の投書の一部によれば少々流行遅れ、家具やカーペットはもう少しなんとかならんか、とある。でも値段を考えればまあいいか、という投書もまたある。

私たちはここの二階(日本流に言えば三階)に投宿していた。ヴァンゼー湖畔まで森の中を歩いて7,8分。ただし今の時期だから快適なのだが、夏は冷房がないから多分かなりつらかろう。真夏はお勧めしない。
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