SSブログ

オレオレ詐欺(2) [一般向け]

ほとんど私には理解できない。こんな稚拙なやり口にひっかかる人のいることが、である。
我が家ではもう4回目である。うち、2回は私が電話口に出て、2回は妻が出た。いきなり名前も名乗らないで「カバンを無くしたんだけど」聞きなれない声だから、私にはその先のシナリオはすぐに読み取れた。「名前をまず名乗って下さい」と言ったら切られた。妻が出た時は息子の名前を名乗ったが声と話しぶりですぐに「オレオレ」だとわかったそうである。まあおおかたの人にはこうやってすぐにバレるであろうから、成功率は1/100くらいだという。それでもたまに成功するからこの種の犯罪がなくならないのであろう。

なかには立派な人もいて騙されたふりをして応対を続け、警察に通報して現場で捕まえたケースもあるようだが、私はそこまで物好きではない。が、銀行で少しまとまった金額を振り込もうとするといかがわしい目で見られるのが不愉快である。警察からも時折電話がかかる。うちにもそんな電話はかかりました、というと、それはいつ、何時ごろで、どんな話ぶりで、としつこく聞かれる。面倒だから「よく覚えていません」というと、そういう時はかならず110番に連絡を下さい、犯罪撲滅にご協力を、という。ご協力をするのはやぶさかではないが、あれこれプライバシーを探られるのがイヤなのだ。でもうちの家族構成が知られていると思うと気味わるい。

実際のところは、もっと重要なプライバシーもだだ漏れになっているのだと覚悟して日常生活をしなければならないのだろう。JALのマイレージカードの情報がかなり漏れた、という新聞報道があったがこんなのは氷山の一角にちがいない。聞きもしないのに、わざわざJALから「お客様のマイレージ情報は漏れておりませんのでお知らせします」という電話には思わず笑ってしまった。

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。