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歯と健康 [プライベート]

このところちょくちょく歯医者通いをしている。といって、たいしたことはなく、詰め物がとれた、歯がボロボロに劣化しているが、まだ殘せるので金冠を被せなければいけない、という程度であるが、結構面倒なのだ。以前懇意にして治療をしてもらっていた先生が逝去され、其の後を継いだ息子さんにみてもらっている。歯科医の後を継ぐ、というのもなかなか大変なようで、手続きとして一度廃業届を提出し、また新規開業となるらしいのだが、役所に提出の書類の数、手数が半端でなく、ものすごく大変なことらしい。

ともあれ、歯医者もそうだし、かかりつけの内科医もすでに世代交代で、自分の息子くらいの年齢層だから相手もやりにくかろう。あまり手間をかけるのも悪いと思い、
「私くらいの年になったら、歯を完璧に直しても、後何年生きるかわからないから、せっかく完璧に歯は治ったはいいが、その直後に死んだら治療は無駄骨に終わるから、相手の年齢を考えて治療方針を決めるんですか」
と軽口をたたいたら、
「いやいや、やはり死ぬ直前までものはちゃんとかめた方がよろしい。治すべきはちゃんと治しておきましょう」
という生真面目な答えが返ってきた。

先代の先生は私の絶望的な歯周炎だったのを徹底的な治療をしてもらったおかげで厚労省のいう「8020」つまり80歳で20本の歯を残す、という目標は達成出来ている。そのための先生の努力は筆舌に尽くし難いほどのもので、そのおかげあっての今の私がある。そのストレスで先生を早死にさせたのではないか、とさえ思っている。

歯周炎はガンやインフルエンザと同じで全身病、ということは以前のブログにも書いたが、人の健康をおびやかすウイルスや細菌の類はどこにでも生息していて、それらを避けて生活するのは不可能。人の抵抗力と細菌とがおしくらまんじゅうをしていて、何かの原因で抵抗力が落ちた時、おしくらまんじゅうに押され気味になったのが病態というものに違いない。その点からいえば今の私はウイルスや細菌とのおしくらまんじゅうにあって、自分はまだいくぶん優勢な状態にある、といっていいのかもしれない。
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