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ゴルフの整備 [自動車]

我が家のゴルフワゴン(ヴァリアンテ)も満8年になる。その間、モデルチェンジがあり、内容は一層磨かれたものになっているが、外観のスタイルや、簡素な必要にして十分な内装に今も愛着があって、新しい車に食指が動かない。なんと言っても9年目になるのだが、ほとんど故障がない。48000キロしか走っていないので買い換える理由が見つからない。だいたい、こわれもしないのに買い換えるものは車くらいのもので、電化製品はこわれるまでつかう。

新しいゴルフはなんとなくスタイルが馴染めないし、そもそもほとんど二人以上は乗ることがないから、もう大きすぎるのである。ポロのヴァリアンテが日本で発売されればちょうどいい大きさだと思っているが、その気配はない。ともあれ、一年整備を終えて戻ってきた。オイル類の交換とワイパーブレードの交換以外何もすることがない。でもいろいろ調整してくれたおかげで、走りは調子良くなった。多分この調子でいくと車は持ち主の寿命を超えて生き延びそうである。もしそうだとするなら死ぬまでこいつと付き合ってやろう。

MINI(2) [自動車]

 私と下の息子は一緒に住んでいるにもかかわらず、同じ時間帯に家にいることが滅多にない。なのでせっかくのMINIもなかなか乗ってみるチャンスがなかったが、はじめて少し味わってみたのである。2年20000キロの中古。

 第一印象からいえば、当たり前のことだが、ヨーロッパテイストであり、私がこれまで体験したたとえばトヨタ車のような、小はヴィッツから大はレクサスまで、程度の差はあれ、らくちん、ゴージャスムードとは正反対である。ごつい。乗り慣れたゴルフともまたひと味違う。大部分がBMWの手になるものらしいが、BMWのように洗練された乗り心地でもない。

 1600ccのエンジン、6速マニュアル、ミシュランの冬タイヤをはいている。室内中央にあるまん丸の大型のスピードメーターがまず目に飛び込む。家の近所の住宅街を30分くらい走っただけなので高速ではどうかわからないものの、都内では6速マニュアルも3速までくらいしか使えない。固いシート、固めのサスペンション、と私好みではある。少し閉口したのはブレーキで、ほんのわずかふんだだけでカクンと止まるので慣れるまで難しい。
 
 マニュアルだと、新車よりかえってこの程度走り込んであった方が運転はしやすいのかもしれない。私の運転は息子たちにいわせると「万年慣らし運転」なのだそうで、スポーツ風にかっこよく走る、ということがない。前に乗っていたメルセデスSLKにはスポーツモード、というのがついていたけれど私は一度も使ったことがない。どう違うかさえもよくわからなかった。MINIはスポーツ車ムードもあり、運転は楽しかろう。でももう彼はMINIとともにすぐ高山へ走り去ってしまった。正月は高山ですごすらしい。

MINI [自動車]

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 このごろ車の事情にはすっかり疎くなった。下の息子が中古のミニを買ったのである。ミニといえばイギリス車というイメージはあるが、現在はBMWの傘下にあって、これもBMVの設計でプジョーのエンジンをつんでいるのだという。販売もBMWで売っているらしいので実態はドイツ車に近いのではないか。イギリス車、といえばすぐこわれるイメージがあるが、前に乗っていたのローバーの中古もいよいよダメになるまでそう故障にもあわず、うまく最後まで乗りつぶしたらしい。

 中古とはいえ200万以上もするからよくそんなものに200万も金払う気になるなあ、と私は少しあきれていたが、こうやって現物を見るとなかなか面白そうである。ずいぶんホイールベースが長いのが印象的。ミニとはいえ、近くで見る車は結構ボリュームがあり、ユニークな車である。うちの息子たちは絶対まともな車は買おうとしない。いずれも一癖あるものばかりで、昔私がシトロエンやパンダなどをもったのももっぱら彼らの影響による。マニュアルで前進6段変速、というのもかわっている。1600ccをこれでうまくこなすのが面白いのであろう。私は多分乗らないと思うが、うん、まあわかる。

枯れ葉マーク [自動車]

 来年から私は「枯れ葉マーク」を車につけなければならない年になる。気になったのが「枯れ葉マーク」の代替デザイン。枯れ葉マークはあまりにデザインの評判が悪いので警察庁はそれに代わる新しいロゴを一般募集した。1万何千通の応募があり、その中から4つ選んだものが新聞に発表された。

 結論から言う。こんなものどれも私の車にはつけたくない。デザインのひどさ、論外である。こんなものつけるくらいならいっそのこと車の運転をやめてしまおうかとさえ思う。日本人にもいいデザイナーはたくさんいるはずなのだが、1万通以上の応募があれば中にはもう少しはマシなものもあろう。その中から選んだより抜きのデザインがこの有様である。ガッカリした。

 老人になると、目が悪くなるからとくに運転には気をつける。夜間、悪天候などの場合は誰にいわれなくてもそうなる。ただし私が安全(取り締まり箇所も含めて)、と判断した高速道路では私は相変わらず120キロ運転は続けている。本当は140キロくらいで走りたいところだがこれでも我慢して押さえているのだ。おかげで最近はスピード違反で捕まることも、罰金を取られることも滅多になくなった。若い頃に比べて相対的に安全運転にはなっている。ぶつけたりぶつけられたり、ということもここ10年以上ほとんど記憶がない。

 日本人のデザインとして外国人からもさすが日本人はセンスがいい、といわれるようなものにして欲しいと願うこと切なるものがある。これから日本の街に老人マークの車はふえこそすれ、減ることはないのだから。

 

トヨタのリコール問題 [自動車]

 トヨタのリコール問題には私も深い関心を寄せている。ハイブリッド、という新しいシステムを開発し、世界に先駆けたのは素晴らしいことと思っており、私も今度車を買い換えるならプリウス、という選択肢はあった。何ごともそうだが、新しいことをするにはリスクはつきものである。

 ただ、BOS(アクセルとブレーキを誤って両方ふんだ場合、ブレーキのほうに作用する)というフェール・セーフ・システムをトヨタがとっていなかった、というのは今回の騒動ではじめて知った。私は当然ブレーキに関しても最新の安全装置が施されているものと思いこんでいた。

 私はトヨタの車をこれまで所有したことはないが、旅先でレンタカーとしては度々利用している。そのたびに感じることは、自分の持っているゴルフに比べて、世の中だいぶん進歩しているなあ、ということだった。それに反して、ゴルフは少し時代遅れ、と感じることも事実。が、いっぽうで長時間走るにはドイツ車のほうが疲れない、ということもまた実感として持っており、素人にはこれがシートとか、サスペンションとか何から由来するのかは分からないにしてもトータルとして、移動するための道具として疲れないで安心して乗っていられる、という素朴な感覚は長年の経験からなにかしらあるので、日本車に買い換えられないでいるのもまた事実なのだ。

 私はドイツかぶれではないし(多少はある、といった方が正確かも知れないが)、実質主義の人間だから、支払った価に相当する、と考えたら日本製だろうがドイツ製だろうが中国製だろうがあまりこだわらない。社会が成熟してくると、車はステータスとか、趣味とかで持つ部分は相対的に低くなり、実質を重んじる傾向が強くなってくる。それをいち早くつかんで実践しているのがフォルクスワーゲン車ではないかと思う。トヨタにはこの原点に立ち返ってほしいと願うのだ。

たったの2000キロ! [自動車]

 1年たったのでVWのディーラーに整備をするためゴルフワゴンを持ち込んだ。考えれば今年はあまり車に乗らなかったなあ、と思ったが、「お客さん、2000キロしか乗られていませんね。これでは整備も必要ないくらいですが、(1年ごとの整備は義務ではなくなったことも忘れていた)せっかくお持ちになったのですから一応みておきましょう。エンジンオイル交換もいらないかも知れません。」

 そういわれてみると今年1年は長距離をあまり乗っていない、というか、乗るひまもなかった、という方が正しい。それと、可能な限り、鉄道を利用することを心がけていることも原因しているかも知れない。こんなんじゃ、車を持っているのは無駄ではないか、とも思えるのだが、やはりどうしても車は必要なことはあるから手放すわけには行かない。でもあまり意識せずして、エコロジーに協力していることは確かだろう。これならガソリン代などいくらになろうが我が家の家計にはほとんど影響は及ぼさない。

 当然ながらその分、違反で捕まる確率も少なくなり、罰金も払わないし、駐車場代や高速代もかからない。首都高などもう道順も忘れてしまうほど走っていない。ただそれに代わってタクシー代がいくらかかさんでいるが、これとても気にするほどではない。まあ年金暮らしなのだから、生活費はそれなりに少なくなる方が分相応なのかもしれない。もうこの年になると、ファーストクラスだろうが、グリーン車だろうが、スーパーグリーン車だろうが、ゲタ電だろうがもうどうでもいいのだ。

 

 
 
 

ディーゼルエンジンの禁止 [自動車]

たしかこの4月からだったかどうかはよく覚えていないが,そろそろ小型自動車のディーゼルエンジンが東京では禁止になる。大型車はこれには含まれないのだし,鉄道のディーゼルカーやディーゼル機関車ももちろん含まれない。ヨーロッパでは禁止どころか,ディーゼルの環境対策が進んでいるとかで,むしろ省エネ対策として推賞されてさえいる。

まあそれでもやらないよりはましなのだろうが,一番いいのはなるべくクルマに乗らないことである。さらにいいのはクルマを買わないことである。となると誰が困る? 何かこの対策,私には少しセコい感じがする。そもそもこの禁止令はだいたいクルマだけで移動している人たちが作ったのだ。

先日カーキチで,メルセデスのディーゼル車を愛用している旧友にであってそのことに話が及んだ。彼はさぞかし困っているかと思いきや,全然困っていないのだ。たしかに東京都内で禁止なのだが,それは,ナンバープレートが東京都内では認められない,ということであって,他の地域では禁止されていないのだから,他の地域からの乗り入れは違法ではない。だから彼は知人に頼んで松本ナンバーにかえてしまった,という。クルマ自体は変わらないのに,これで,大手をふって都内は運転できるのだ。ザル法の最たるものではなかろうか。これで困るのはまたしても,他でナンバーをとる手づるのない零細企業の弱者なのだ。


高齢者運転適性検査 [自動車]

 そろそろ免許証の書き換えの時期が近づいた。今度は、高齢者運転適性検査を受けないと、免許の更新が出来ないことになった。面倒だが、多少の好奇心もあって、近くのドライビングスクールに出かけた。

 総合判定の結果から言うと「3」つまり「普通」である。しかしその個々の内容となると首を傾げることが多い。反応・視力検査はまったく問題なし。実車運転でも「ノーミス、実に安定したいい運転です」とほめられた。ほめられたからといって、それを文字通りに受け取ってはならない。試験官はリップサービスとは関係なくそれなりの判定をくだしているだろうからだ。

 問題はシュミレーターによる試験。受験者はアクセルを踏み続けなければならず、道路状況をよみながらスピードをアクセルで加減できない状況下にある。カーブであろうがひとが飛び出そうが、アクセルを離すか、ブレーキを踏むかの選択肢しかない。(しかも急カーブでもブレーキを踏んではいけない、と申し渡されている)自然、カーブではハンドル操作があらっぽくなり、ほかの障害物にたいする集中力は落ちる。それだけならまだいいが、自分の思い通りにならない運転であれこれやっているうちだんだん気分が悪くなり、乗り物酔いのような状態になって吐き気さえ催し、気分は最悪になった。「ハンドル操作に集中できず、処置判断にもミスが目立ちます」とコメントがでた。あたりまえではないか。

 シュミレーターの精度がもっと向上し、パイロット養成所並に精度が上がれば多分もう少し自然な状況で対応できただろう。これは私が悪いのではなく、シュミレーターの精度が悪すぎるのだ。そうかといって、自動車教習所にパイロット養成所なみの何億円ものコストをシュミレーターにかけるわけには行かないことも理解できる。こういう悪条件下にあって評価が「3」であれば、私としては上出来、というのが「自己評価」とあいなった。


このPOSTBUSは何年頃のものでしょう [自動車]


POSTBUSはなかなかモダンだが何年頃のものでしょう。何かついこの間までスイスあたりで見かけたように思うのですが、これはまぎれもないDeutsche Bundespostです。ボンネットであることと、それとこのスタイルから察すると1950年前後のものではないかと思われます。うちのレイアウトに鎮座しているものですが、この当時のものとしては実に出色の近代的スタイルだと思います。私の時代の人間にとってはやはりノスタルジーを誘うものではあるのです。前のブログの写真と見比べてみると、まさに隔世の感があるのですが、やはりこの伝統あるPOSTBUSがもうみられないのは残念です。


私のVW史 [自動車]

 私は何かの車に凝り固まっているわけではなく、きわめて無節操。それでもVW(フォルクスワーゲン)だけに限っても5台乗り継いでいる。年代はあまり確かではない。

(!)1961年頃。ミュンヘン。作曲家の石井真木さんから、中古で譲り受けた、濃いグリーンの1200ccカブトムシ。後ろの窓が小さいのが1個。石井さんの前の持ち主が、小沢征爾さん。100000キロ乗ったところでエンジンが旅行中に壊れた。Detmoldでエンジン交換のため1週間足止めをくった。その後、私の下宿していた家族に、ただで譲る代わり、以後、私の部屋代はいつまでいてもただとする、という交換条件だったが、車は同じように使わせてくれた。車の税金は払わなくて済む、家賃はただ。いかに私と下宿の家族とがいい間柄であったかを証明しているような車歴の想い出深いおんぼろVW。

(1b) 1963年頃。ミュンヘン。これは私の所有ではなかったが、故岩城宏之さんから「日本へ半年ばかり帰るからその間君あずかってくれ」と頼まれた。黒のやはり同じ年代物で、あまりに傷だらけなので訳を聞くと「障害物があっても、バックするの面倒だからガリガリって通っちゃうんだ。俺がいない間いくら乗ってもいいし、ぶっつけも自由ね」。

(2)1973年頃。東京、高輪。新車の黄色い1500ccカブトムシ。ちょうど下の子供が生まれた前後。5年乗った。調子は良かったが当時国産車は殆ど冷房つきになっていて夏場はやせがまんで乗る。まだまだ外車は珍しい部類の時代だったのだから。

(3)1978年頃。同じく高輪。初代アウディが輸入された。前のカブトムシを下取りに出したら買った値段より高く売れた。前代未聞。真っ赤なアウディでこれも想い出たくさん。冷房はついたものの、まあ良くこわれた。家族4人連れでまだ道路が全くひどい状態の佐渡島を一周した。良くおなかをこすったがこわれな
い。東宮御所へ当時浩宮様のピアノご進講のためによく通った。宮中迎えの黒塗りの車にのるのががいやで、
自分で運転していくのだが、毎度のことなのに、いつも通用門で警備員からうさんくさい目で見られた。赤い車はまだ珍しかった時代。

(4)1999年 やはり真っ赤なゴルフワゴン2000cc。久し振りのVW だがこれは気に入った。実用車として本当によく使い、まだまだ使いたかったが、家内がほかの車とぶっつけてこわした。双方けががなかったのがせめてもの幸い。これも想い出は多い。軽井沢のD氏の別荘からLGB一式を譲り受けて3往復して南相木まで運んだ。こわれた車を直すとかなりの修理代がかかるとのことだったので、あきらめて廃車手続きをとる。

〔5〕2004年 ゴルフワゴン1500cc。前の事故以来かわいそうに家内は車の運転にすっかり自信を
失い、もっぱら私だけが使っているのであまり距離は伸びない。22000キロで3年目の車検を受けた。
現在のところこの車はカタログから消え、次世代ゴルフワゴンはまだ発売されていないから、これをこわしたら買うものがない。大事に使うつもり。


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