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Molli bahn(1) [旅行]

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画像のみの第一報。キュールングスボルン・ウエスト終着駅。ここに本社とミニ博物館がある。

ベルリン滞在記 [旅行]

ある意味実りの多い滞在であったと言える。久しぶりの義兄、義姉お互い音楽家だから、話はいくらしても終わらない。せっかく音楽家なのだから音もだそう、とコンバスとピアノ、色々な曲の合奏、初見大会、その間にもお互いの音楽観を議論し合い、コンサートこそしなかったものの兄弟、もしくは昔の同級生、楽しい話題が次々、夜遅くまでつきる事がない。Molli bahnに行くひまがなくなるのでは、と心配したが、これもがっちり一日撮り旅に出かけることもできた。

今日は実質ベルリン最後の日。街中に買い物に出かけ、時間が許せばWannseeのSchifffahrtも楽しみたい。明日のフランクフルトまでの指定券もとった。ホテルは中位のホテルなので格安の代わりいろいろハプニングも起こったが、Molli bahnの報告とともにいずれ映像とともに日本に戻ってからやります。いまはもうやっている時間がない。とりあえず元気に旅行をしています、というご報告のみ。。。

プレミアムエコノミーとはとういうものか [旅行]

あたらしくはじめたJALのプレミアム・エコノミーなるもの、これはもうはっきり言って4等級制である。鉄道がモノクラスになりつつある、つまり普通車がより快適になってグリーン車、つまり一等車とのサービスの差が縮小傾向にあるのに対し、飛行機のエコノミークラスは相変わらず、旧態依然昔のまま狭くて長距離旅行はつらい。

それに反してビジネスクラス(つまり2等)と一等が立派になりすぎたので、サービスの差が広がりすぎた。JALのプレミアムエコノミーはちょうど昔発足したばかりのビジネスクラスに近い、エコもミーとビジネスの中間を狙ったサービス。私たちの搭乗した最新型のB777-300のシートピッチは約1000ミリあまり、(エコノミーは900ミリ程度)、成田エクスプレスの普通車とほぼ同じだが、横幅は秋田新幹線のグリーン車に近い。(メジャーを持参、実測して客室乗務員に笑われた)。

食事はエコノミーと同じ、という触れ込みであったが、やはりデザートの皿数など微妙に違うようである。特典としてビジネス以上が利用できる「さくらラウンジ」も利用できる。それにしてもこのサービス、航空会社によって名称が違うのでわかりにくい。いっそのこと、一等、二等、三等、エコノミー、と全航空会社が統一してくれるとわかりやすいのだが。実際、エコノミーよりは格段に快適なことは確か。いまはフランクフルトー東京、ロンドンー東京路線のみだが順次拡大される。

飛行機内でも有料ではあるものの、ネットがつながるサービスも始まったが、悪戦苦闘、どうひねくりまわしてもつながらない。私のやり方がダメなせいかと乗務員に確かめたら、電波状況が悪くて今日は使えません、という。とくにシベリアの北極に近いところはダメなんだそうだ。この方はまだあまり当分期待しない方が良さそうである。(フランクフルトにて)

ベルリンにどう到達するか [旅行]

ベルリンに行くおもな目的は義兄夫妻と何十年ぶりかで再会することだが、その手筈を整える、という一見なんでもなさそうなことが、我々の世代は、パソコンをやらない、もしくはやってもかなり初歩的なことしかできない人が私を含めて多い。そこでベルリンとは電話でやりとりをしていたが、やっと今日からお互いメールでやりとりができるようになったという時代遅れの間の抜けたお話。

そもそも、義兄の人柄を知る私は彼とはメールは無理であろう、という私の思い込みが障害になった。ICEの座席も予約してベルリン到着時間も知らせ、S BahnのNikolassee駅で待ち合わせよう、ということまでは電話で了解した。が、ドイツの鉄道はよく遅れるからそうしたら約束に時間につけないかもしれない、どうする、と話がややこしくなって来た。話しているうち、やっとメールのやりとりができそうだ、ということになって来たのはいいけれど、日本語では文字化けすると思うので、ドイツ語で送ってみてくれ、とのこと。

日本人どうしが日本語でメールのやりとりするのは、国内であろうと外国であろうとなにも問題はないのだが、義兄はドイツのシステムのPCなので日本語でのやりとりはむつかしい、と思っているようなのだ。そこで改めて、私のスケジュールをドイツ語で送ったのだが、一向に返事がない。後で聞けばどうやら新しく買ったPCを扱いかねていたらしく、2日もたってやっと流暢なドイツ語の返事が来た。義姉からである。「やっと遅ればせながらメールをみました。Alles klar(すべて了解)、列車が何時に着くか駅に電話で聞いてみるね」。

なにも駅に電話で聞かなくたって、いまやDBの列車の運行状況はネットでリアルタイムでわかるはずなのだが。。。やはり彼らのPC活用能力も私とそれほどたいしたちがいはないようである。

ソラシド・エア [旅行]

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仕事先の鹿児島国際大学から送られてきたのが「ソラシド・エア」の航空券。ドレミファソラシド、の「ソラシド」かと思っていたら空からシード、つまりタネをまくという意味だそうで、そういえばSolaseedと綴られている。典型的和製英語ではやりのLCC(格安航空会社)のひとつと思っていた。経営形態はどうなっているのか知らないが、どうやら全日空と共同運行のようで値段も安くない。

多分、札幌ー羽田のエア・ドウと同じような関係にあるのだろう。機材はボーイング737-200で内装の雰囲気が少し違うことを除けば、座席も狭くないし、手荷物の制限もなく、お茶のサービスもある。ふつうの航空会社と変わるところはない。シートも機体も薄いグリーン系で統一された軽快な感じのトータルデザインは、それなりのバランス感はあり、悪くない。もっと我慢をしいられる旅行か、と覚悟していたが案外快適で少し拍子抜けした。お盆の土曜日だったが、方向が帰省ラッシュと逆のせいか、ちらほら空席も見られた。 外国では当たり前になっている格安航空会社は日本には根付きにくいのだろうか。とすればそれを阻んでいるのは何なのか。

都内のホテルに泊まる [旅行]

東京に住んでいる人間が都内のホテルに泊まるのは、よほどそれなりの理由がなければ、レストランなどの施設は利用するけれども宿泊はしない。もう何十年か前、関西から新幹線の最終便で東京に戻り 、次の日、早朝の新幹線に乗り継いで仙台にゆくため、改装されるはるか以前の東京ステーションホテルに泊まって以来のこと。

コンクールの審査が続けて二日、かつしかシンフォニーヒルズであるので、自宅から通えばいい、と思っていた。自宅から約30キロある。ところがスケジュールが過密なため、帰宅が深夜となり、翌日早朝出発しなければならないので、老骨の身にはつらい。往復超満員の通勤電車だけは何としてもごめんこうむりたい。車で順調に走れれば一時間の距離だが、朝のラッシュ時、よほど余裕を持って出ないと危ない。かつしかはいわば都心という難所を突破して出向く川向こうのような存在。急遽主催者にお願いして日暮里駅のそばにあるホテルを確保してもらった。一泊するとなれば、それなりの着替えも持参しなくてはならない。意外ととおおごとなのである。

シンフォニーヒルズから日暮里のホテルまでも結構距離はあるが、それでも都心を避けた川のこちら側にあるのでラッシュも相当緩和される。もっとホールの近くにビジネスホテルくらいならありそうなものだが、まともなホテルというとこれしかないというのだ。

まあでも車で15分くらいの距離だし、格段に楽なことは確か。面倒な地理はすべてナビ任せだからだ。「ホテル ラングウッド」という。中級ホテルだが居心地は悪くない。また何かのために覚えておくといいかもしれない。ホテルとコンサートホールが一体になっているから何かと使い勝手としてはいいはずだ。

追伸:フロントで聞いて見たが、400くらいのキャパであるが、経営は別会社なので詳細はわかりません、という。9時に開場するからご覧になっては、と言われたが、もう時間がない。

しらさぎ15号 [旅行]

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当初このスケジュールは無理ではないか、富山の仕事は断るべきではないか、と思った。だが名古屋の中部ショパンコンクールの審査のスケジュールを詳細に詰めて見たら、名古屋発最終の富山行き20時03分発「しらさぎ15号」にギリギリ間に合い、その日のうちに富山に着けることが分かった。最悪、のりおくれても、後続の「ひかり」で追いかければ、米原で「しらさぎ」に追いつける。

さいわい、スケジュールは順調にすすみ、「しらさぎ15号」には間に合った。私の席は1号車5C。2+1の座席配置のグリーンでゆったりしているのは、一日仕事で疲れた身にはありがたい。名古屋発車時の乗客数は私を含め、4人。これは楽な道中になる、と思っていたが、金曜週末のせいか普通席はほぼ満員、米原から乗車した客でグリーン席も約半分埋まった。が、ここでちょっとしたトラブルが起きた。私の席が米原から乗った女性客とダブルブッキングされているようなのだ。

検札のカレチが両方の指定券を詳細に見比べていたが、やおら女性に向かって「お客さん、この指定券は昨日のものですよ」。女性も負けていない。「あら、私はおとといきちんとこの日を間違いなく指定して買ったのよ」。さいわい、隣のA,B席は空いているので私はそちらに移動した。カレチは「申し訳ありません、この席は終点まで空いているはずですから、これでお願いします」。

とはいえ、私は指定券を買った時、きちんと日にち、列車番号を確認した。たぶん女性は正確に窓口で告げたのであろうが、発行された指定券の内容までは確認しなかった。非は女性側にある。でもまあ席がないわけではないのだからいいでしょう、多分窓口での入力ミスだったんでしょうね、と二人で笑いあって一件落着。なんの因果か、終着駅富山まで乗車したのはくだんの女性と私の二人きりになった。

廃刊になったトーマス・クック時刻表 [旅行]

トーマス・クックのヨーロッパ夏号時刻表を買おうと思ったら、今年から廃刊になります、と書店でいわれてびっくりした。日本人は今でも旅行、といえば、とりあえず時刻表を買って、という人は多い。その証拠に時刻表は年々充実し(その分値段も高くなり)、旅行に行くわけでもないのに時刻表を読んで楽しんでいる人も多い。いわゆる「読み鉄」である。

そういえばヨーロッパではいまや鉄道で旅行する人で時刻表を読む、というのはごく少数派。だいぶん前の話、ICEの車内でドイツ語版のトーマス・クック時刻表を読んでいたら、隣席のドイツ人から「こんな複雑なもの良く読めますね、私には読めない」といわれるので「だってわずかなドイツ語以外、ほとんど数字だからドイツ語は少々下手でも何の支障もありません」といったら「じゃあ私は馬鹿なのかな?」私は返す言葉が見つからなかった。

時刻表を楽しんで読む、という文化はもしかすると日本人特有のものかもしれない、とその時思った。だがトーマス・クック時刻表はなんといっても伝統があり、よくできた時刻表である。鉄道が発達してツーリズムが一般化した時、いち早く「時刻表」として一般に発売された鉄道時刻表の草分け的存在。よほどの片田舎で無い限り、だいたい、あの楽に持ち運びできる冊子でヨーロッパどこでも用が足りる。モスクワからウラディオストックまでの「ロシア号」さえ載っている。これほど読んで楽しめる実用的なものが廃刊になるのは私としてはただただ残念、としか言いようがない。ネットでなんでも検索できるが、これは楽ではあるが実に味気ない。ネット社会がまたひとつ私の楽しみを奪った。

Urlaub in Berlin(2) [旅行]

一週間ベルリンに滞在する、と決めたものの、やはりなにか見たい、とHUHさんの書き込みを見て、気もそぞろになってきた。ベルリンから日帰りでできる範囲で何かないか、いろいろ探って見た。Rostock、もしくはLuebeck近郊くらいなら日帰りができる。となればMolli-Bahnしかないではないか。気になるのは蒸気機関車運転が、いつ、どんなタイムテーブルで運転されているか、だが、いまや便利な時代になった。

ネットですべてわかる。運転は毎日、ほぼ毎時に定期的に運転されている!それ以外にも臨時列車も運行されるようである。日本のSLイベント列車のように休日だけ、ということはない。シーズンオフや冬の間も乗客がいようがいまいが、列車数は少なくなるものの運転はされているようである。

すごい! もっと見ていたら「機関手と一緒に乗りませんか」というAngebotもある。電話かFaxで申し込むようである。機関車にも乗れそうなのだ。ただし、値段は高い。ポーランドでは一週間くらい研修を受けて、一定の条件を満たせば自分で蒸気機関車を運転できる、というのまであるから,これらに比べると日本のTourismusは絶望的なくらい遅れている。多分こういうサービスは日本では今後も望み薄であろう。外国に行くばかりが能ではない、というものの、こういう観光客が地球の反対側から来てでも乗ってみたい、とおもわせるような観光努力は日本も見習うべきである。「おもてなし」だけでは限界があることを知らなければならない。ICEも外国人パスだと特別料金なしで乗れる時代、「のぞみ」だけは外国人用のパスでは乗れない、などとセコいことを言っていてはダメである。せめて「のぞみ」も自由席くらいは外国人パスで乗れるようにできないものか。

時刻表などあまり気にせずMolli-Bahnには乗れそうである。軌間900ミリの狭軌鉄道。やっぱり行こうかなあ。

Urlaub in Berlin(1) [旅行]

JALのマイレージでゲットした二人分のフランクフルトまでの航空券の使い方がだいたい格好がついてきた。当初はDBを乗りまくろう、という自分の勝手なアイデアがあったが、これはいくらなんでも妻にはかわいそう。そこで発想の転換をしてずっとまる一週間ベルリンに滞在して動かない、と決めてベルリンの南西郊外にあるWannseeのほとりのホテルをネットで予約してしまった。ロケーションとしてはほとんどポツダムに近い。郊外のホテルは長期滞在客向けに一週間単位の値段で売っているのはスイスやオーストリアの保養地と同じ。それにしても一週間朝食付きで二人で6万円あまりというのはいくらなんでも安過ぎないか、これは何かの間違いではないか、と他を見てもどうやらそのくらいがその辺りの相場のようである。

一方、都心のクーダムやツォーのあたりの高級ホテルはメッセの時期とぶつかるので一人一泊3万円とか4万円、とか言ってる。メッセの時期はホテルは3倍もの値段をふっかけるのだ。だいたいベルリンの物価やホテルもロンドンやジュネーブに比べれば安いはず。郊外とはいえ、Wannseeとなんたる違い!ベルリンの都心の一級ホテルに泊まるぐらいなら、東京のホテルオークラに泊まるのと値段も雰囲気も大した差はない。なら、なにもわざわざドイツまで行くことはないではないか。DBは諦めるにせよ、のんびり何もしない一週間も悪くない。Zehlendorfには義兄が住んでいることもあって、久しぶりに旧交を温めたいし、Gruenewaldを毎日散策で過ごすのも悪くない(これこそ東京ではなかなかできないことだが)。面白そうなコンサートでもあれば、S-bahnで乗り換えなしで都心に出られる。

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